はっちゃんのごたごた便り

あの世

 我が家の居間のお盆用に作られた祭壇に両親が帰ってきています。

父は23年前、母は9年前に他界しました。
父は83歳、母は91歳でした。
それぞれ天寿を全うした、大往生でした。
昔から、なくなった人は三途の川をわたりあの世に行くのだと言われていますが、私はこのことを二つのことから信じるようになりました。
まず一つめ
母が心筋梗塞で倒れて救急車で病院に入院しました。
入院したその日から、一切食べ物を食べなくなり、点滴となりました。胃に直接流動食を入れる方法もあったのですが、断りました。母は以前から、管でつながれるのはいやだといっていたからです。
1ヶ月の入院後母は家に帰りたがりました。
訪問看護をお願いし、退院することに。
退院しても家で看護してくれる人がいるわけでもないのに連れて帰りました。
毎日の点滴もあり、家政婦さんをお願いしましたがその必要もないほど、母の生前の人徳でしょうか、近所の方が次から次へと様子を見に来てくれて母の部屋は毎日にぎやかです。
看護婦さんはおばあちゃんがいやがることはしないでね。したいことは何でもしてあげていいから。点滴もいやがったら途中でやめてもいいから。と。
ドライブの大好きだった母。行きたい?と聞けばうなづきます。
日曜日、息子が負ぶって車に乗せ、長女と次女が点滴をぶら下げて30分ほどのドライブ。
そうこうしているうちに、なんと言っても点滴だけ。だんだん魂はあちらの方に行くのがわかりました。
顔つきも魂が抜けてきました。
ある日、おしりでずって雪見障子のところに行きじっと外を見ています。
そして
「○○ちゃんどこいくの?」
「○○ちゃんそこでなにしているの?」
と盛んに呼んでいるのです。みてもだれもいません。そして、呼んでいる○○さんとは、みんな亡くなったひとばかり。
長女とびっくりしました。きっと、母の魂は三途の川のこちら側まで行ったのでしょう。そして向こう側にいる人が見えたのだと思います。
二つめのできごと。
5年前、夫が頸椎の手術をしました。頸椎後縦靱帯骨化症という難病指定の病気です。
進むと首から下が動かなくなるという怖い病気です。
術後病室に意識がもうろうとして運ばれてきました。先生が呼んでみてくださいとおっしゃるので
「おとうさん。おとうさん」 反応がありません。
先生が大きな声で「○○さん、○○さん」と呼ぶと「う~~ん」
しっかり意識が戻っての話です。
10人ぐらいの白い布をかぶった人が丸くなって夫の手をしっかり握ってぐるぐるまわっていたのだそうです。
自分は呼ばれるから行こうとするのですが、どうしても手を離してもらえません。全身の力でふりほどいてきたというのです。
手には爪の痕がくっきりついていました。

こんなことがあって私はあの世を信じているのです。
ここで何年か暮らすと、お釈迦様に呼ばれて、おまえはどこどこのあの家に行ってこいと命令され、寿命も決められて「おぎゃあ」と生まれてくるのかなと思っています。
お盆のお話でした。
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by 8chantomei | 2009-08-15 23:32 | Comments(12)
Commented by toruneko65 at 2009-08-17 23:05
8chanさん。こんばんは。
難しいお話ですね~死んだら「無」と思っていました。
旦那様大変な手術をされたんですね。ご家族で看病はご本人が一番
嬉しいことだったでしょうね。お母様。。お父様。。
三途の川は、良く綺麗なお花が咲いていたと聞きますよね。
でも、あの世から帰ってきた人はいませんから、きっと
良いところなのかも知れませんね。
出来れば生まれかわれたら・・・なんてちょっと思いました。
Commented at 2009-08-17 23:12
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 8chantomei at 2009-08-18 19:46
torunekoさん
物理的には無なのでしょうね。
あちらに行くのが怖いから、夢なのでしょうか。
あの世への夢なんて変ですよね。笑
全くの無宗教なんです。
Commented by ぐ~ at 2009-08-18 22:10 x
あの世がどんな所か解りませんが、私もあの世はあると思います~。
そして、生まれ変わるというか繰り返すというか、そんな感じだと思います。
私も、有体分離したことが2度ほどあります。
離れた所から自分を取り囲む人たちの背中を見てました。
ちょっとした刺激で、魂は体から抜け出すものだと思いました。
(ちなみに、そのうち一度は湯あたりで倒れたらしいです)
Commented by stephanie at 2009-08-19 00:04 x
お母様、ご家族やご近所の方に囲まれて、お幸せな晩年でしたね。
あの世は私も存在すると思っています。
1年半在宅看護していた祖母も亡くなった人に呼びかけたり話をしたりしていることがよくありました。
死が近づいた人には死後の世界が見えるのでしょうか?
ご主人は大病をなさったのですね。元気にご旅行できるようになってよかったです。
Commented by yokkosan3 at 2009-08-19 17:09
ご両親が語ってくれたこと、年齢を重ねるごとに強く思いおこされてきますよね。
母が亡くなってから父が逝きましたがお~い、お~いと手を振りながら逝ってしまいました。
呼び戻す事は出来ませんでした。
きっと母を見つけたのでしょう。

お母様は手厚い介護を受けて沢山の人たちに見送られて幸せでしたね。
あの世でもきっと大勢の方たちと賑やかに過ごしているでしょうね。


Commented by kubaba at 2009-08-20 10:41
あの世なんてないと思ってましたが、あるんですね。
何年か前に「ゴースト」という映画を見ました。
亡くなった後、恋人の周りに浮遊して、恋人を守ってるようでしたが、
その後、私は時々父が近くにいるような気ばかりしていました。
もう30年も経っているんですよ。気のせいですよね。^^;
ご主人さま、大変なご病気なんですね。
お大事になさってください!!
Commented by 8chantomei at 2009-08-20 11:28
torunekoさん
つまんないことを書いてしまいましたね。テレビの見過ぎでしょうか。
夫の病気にはびっくりでした。手足がしびれるといって、接骨医に言っていたのですが、そんな簡単なものではありませんでした。
でも、名医に出会えて、幸いでした。今は術前とかわりない生活をしています。
Commented by 8chantomei at 2009-08-20 11:32
ぐ~さん
魂からだから抜け出す、有体離脱ってあるのですよね。
よく、魂は天井で、自分の寝ている姿が見えるのだそうですよね。
経験されたのですね。
体に戻れば生き返るのですね。
Commented by 8chantomei at 2009-08-20 12:43
stephanieさん
終わりよければすべてよしといいますが、明治、大正、昭和、平成と生きて苦労することも多かったと思います。
亡くなる少し前、「90年の旅はおもしろかった」といいました。
幸せな人生だったのだと安心しました。
Commented by 8chantomei at 2009-08-20 12:50
yokkoさん
母は、周りの人に慕われておりました。
細かいことは気にせず、太っ腹でした。そして自分のことはさておき、人のためと思っているわけではないのですが行動はそうなっているのです。私も母のように生きたいと思っています。
Commented by 8chantomei at 2009-08-20 12:56
kubabaさん
最初手足がしびれると言いだし真下が、病気はいつから始まっていたのかはわかりません。
首の靱帯は、柔らかいもので神経を守っているのですが、それが骨のように硬くなってしまう病気なのだそうです。原因は不明。
名医に出会い、無事手術ができて、今では術前と変わらない生活ができています。
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